妊娠32週で切迫早産│健診の帰りにランチをするはずがそのまま入院!?

まさか自分が切迫早産で入院するとは思ってもいませんでした。

子宮頸管の話は、なんとなくたまひよのルームで、

「子宮頸管が15mmしかない」

「切迫早産で入院することになった」

などぼんやり目にしていましたが、まさか自分がそうなるとは・・・

目次

これまでの経過は順調

里帰り前の病院では、妊娠経過で指定されるようなことは特になく、至って順調でした。

里帰り前、最後の妊娠30週の妊婦健診は、子宮頸管40mm。

問題なし。

ただ、今振返ってみると、12月に入ったころからお腹の張の回数が増えていた気がします。

そしてこれもいけなかったのですが、お腹が張っても、これくらいなら大丈夫だろうと、あまり休んでいませんでした。

里帰り先で初めての妊婦健診

里帰り先で初めての妊婦健診。

バスを乗り継いで、1時間ほどのところにある総合病院でした。

その日は、仕事がお休みだったので、

健診終わったらどこでランチしようかな♪

アカチャンホンポによって、足りなかったベビー服を買って帰ろう♪

とてもウキウキしながら病院に向かいました。

受付を済ませて、産科の外来病棟へ。

尿検査と血圧測定を済ませ、診察の順番が回ってきました。

これまでの経過を確認され、腹部エコー。

総合病院だけあって、異常がないかとても丁寧に見てくれました。

腹部エコーでは特に問題を指摘されませんでした。

子宮頸管16mm。入院が必要

続けて内診。

医師「前の病院から子宮頸管について何か言われてた?エコーした時に短いとは思っていたけど・・・16mmしかない。」

私「いや何も。40mmくらいあるから問題ないって聞いてました。」

医師「16mmは短いな・・・。子宮収縮が起きたときの頸管の長さがどうなるか確認するから、ちょっとお腹押してわざと子宮収縮起こしてみるね。あと子宮頸管に炎症が起こっていないかの検査もしてみるね。」

内診と検査の結果は、

・子宮頸管:16mm
・子宮収縮を起こした場合は、21mmまで持ち直すけど、胎児側の子宮頸管は開き気味になっていて、しっかり閉じているのは10mm。
・エステラーゼ:陽性。

医師「入院だね。ご家族の方に連絡取れる?入院の荷物持って、今から病院にきてもらうことできる?」

私「・・・・(頭が追いつかない)・・・今日から入院ですか???母、仕事中なので、都合がつくか・・・」

母に連絡、病院に来てもらうことに

受診していた病院は、総合病院。

ハイリスクの方が多いということもあり、入院するためにはPCR検査をしてから入院病棟に移動となります。

そのため一度、入院してしまうと外部者との面会は一切禁止。

医師から家族への説明は、母の都合がついて、後からでもできるそうですが、切迫早産で入院となると、入院期間が1ヶ月以上になることや、出産を終えるまで退院できないことも。

つまり、一度入院すると(入院病棟に移動すると)、場合によっては1~2ヶ月、家族と会えないことになります。

そのため、入院病棟に入る前に、家族と会っておいた方がよいのでは?ということで、可能であれば、今すぐ家族に来てもらって、一緒に医師から詳細な説明を受けた方がよいということでした。

とりあえず、母に電話をして簡単に事情を説明。

幸いにも、母の都合がついたので、病院に来てもらうことに。

洗面用具やバスタオルなどあるものだけを詰めた陣痛バックは用意していたので、その陣痛バックと他に必要なものだけそろえて持ってきてもらうことになりました。
(あるものだけでもとりあえず陣痛バック準備しておいてよかった)

母が到着。

母「なんでこうなった???」

母も驚いている様子でした。

母「布団の上げ下ろしがいけなかったのかしら・・・」

実は、実家に帰省してから毎日3人分の布団の上げ下ろしをしていました。

結構な重労働だったのですが、これくらいなら大丈夫だろうと。

里帰り前後で大きく異なることといえばこれくらい。

やはりこれがいけなかったのでしょうか・・・

医師からの詳細説明

母と一緒に医師から詳細な説明を受けました。

診断名:妊娠32週切迫早産

■入院する理由
・子宮頸管:16mm
・エステラーゼ:+
・お腹の張が増えてる自覚あり
以上から、今の状態はお産の方向に向かっているので、現在の状態にストップをかける必要があり、入院した方がよい。

■今、赤ちゃんが生まれるリスク
現在32週で今産まれると赤ちゃんは自力で呼吸ができない。
自力で呼吸ができるようになるのは35週が目安。
最低でもここまではお腹にとどめておきたい。

■入院中の治療
・安静
・張り止めの薬(子宮収縮抑制剤)を内服
・膣内洗浄、子宮頸管の炎症を抑える薬と抗生物質を膣内に投与

■入院期間
入院期間は未定。場合によっては、そのままお産まで入院している可能性も。

■帝王切開・検査の説明と同意
・母子の状態によっては、帝王切開になる可能性も否定できない。
・帝王切開/麻酔/輸血についての説明。
・他にも必要な検査などいくつか説明。

エステラーゼが+というのは、つまり子宮頸管に雑菌がいて、炎症を起こしているということ。子宮頸管が炎症を起こしていると、子宮頸管が熟化して、子宮口が開きやすくなる。なので、子宮頸管の炎症を抑える薬を膣内に投与するそうです。

必要な同意書にサインし、私は病棟に上がることになりました。

母とはここでお別れ。

次に会えるのは、場合によっては1~2か月後。

お産が終わって、赤ちゃんと一緒に退院するときの可能性も・・・。

そんな長期間お別れになる実感はまだありませんでした。

入院病棟へ

看護師さん「お腹が張っているようなら車いすで行くけど、大丈夫?」

私「大丈夫です(・・・車いす・・・?私ってそんなに危ないのか・・・?)」

まだ頭が付いていってませんでした。

私の入院バックは、全部看護師さんが持ってくれて、少しでも重いものをもってはいけない感じ。

入院病棟に入る前に処置室に案内され、そこで
・PCR検査
・NST(胎児心音、お腹の張り)
の検査。

PCR検査で陰性を確認できるまで、入院病棟には入れないため、そのまま待機。

この間に遅めのお昼(病院食)をいただけることに。

しばらく時間があり、個室だったので、職場に電話。

事情を説明したところ、本来なら月末まで勤務し、産休の予定でしたが、このまま休職させていただけることになりました。

PCR検査の結果は陰性。

先ほどの医師も来て、入院病棟に行く前に膣内洗浄と子宮頸管の炎症を抑える薬を投与。

やっと入院病棟に入ることができました。

夫に連絡、入院1日目の消灯

ひと段落したので、LINEで夫に連絡。

しばらくして2回ほど着信が入っていて、もちろんとても驚いていました。

こんな感じで、入院初日が終わりました。

「私はいったいいつ退院できるのか・・・」

「このまま2か月くらい入院してそのままお産の日を迎えるのか・・・」

現状に頭が追いつかず、自分が切迫早産という自覚がないまま、初日の消灯を迎えました。

入院1日目の夕食。とても質素で「病院に入院」してるのかと少し実感(笑)

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