切迫早産で入院│病院食が多い!小分けで食べたい!まずは看護師さんに相談しよう

1日3回提供される入院中の病院食。

あまりおいしくないのは仕方ないとして・・・

1回の食事の量や回数など、これまでの生活から大きく異なると、地味にストレスになりますね。

病院食についての私の悩み
  • 3回じゃなくて、小分けに出してもらいたいんだけどできるのかな?
  • ごはんの量が多すぎて食べれない
  • 牛乳を飲むとお腹が痛くなるんだけど・・・
  • 病院食にオーダーつけると追加料金かかる?


結果的に、看護師さんに相談したらどれも解決したのですが、病院食にいろいろな選択肢があることをもっと早く知りたかったです。

切迫早産の入院は入院期間が長くなるので、少しでも早めに相談して、食事のストレスから解消されましょう

本記事の内容は、総合病院に入院している場合に参考にしてください
クリニックの場合は当てはまらない可能性がありますのでご注意ください。

目次

1日3回じゃなくて小分けにできる?

一般的に、妊娠後期はお腹が大きくなるので、1度にたくさんの量が食べられなくなります。

そのため、1回の食事量を減らして、食べる回数を増やして、必要な栄養素・カロリーを確保するように言われています。

病院食が1日に3回の提供の場合、小分けに提供できないか、看護師さんに相談してみましょう。

【私の病院の場合】分割食(3食+おやつ3回)にしてもらえた

私が入院していた病院で、入院時に提供される食事は「妊産婦用」でした

  • タンパク質のおかずを1品多く追加
  • 主食量を調整

けど、ごはんの量・回数は、妊婦に優しい内容ではありませんでした。

  • 1食のごはんの量は180g
  • 食事の回数は1日3回

「妊産婦用」の食事となっていたので、これ以上の選択肢はないと勝手に思い込んでいたのですが、看護師さんに相談したところ、「分割食(3食+おやつ3回)」に変更してもらえました。

分割食にしてもらってもそのときの体調により、お腹がとても空く日・あまり空かない日があったので、保存できそうなおやつ・デザートは残しておいて、朝食前に食べるなど、更に工夫していました

ごはんの量を減らせない?

ごはんの量が多い場合も、看護師さんに相談すれば、調整してもらえます。

病院食を残す(調整する)場合は、ごはんを残すようにしましょう。おかずはできる限り完食して、必要な栄養素は摂取するように心がけましょう。

【私の病院の場合】20g単位で100gまで減らしてもらえた

入院時の1食のごはんの量は180g。

20g単位で、100gまで減らすことができました

ごはん60g = 約100kcal

入院中のエネルギー摂取量(妊娠後期)はどれくらい?

エネルギー摂取量は、活動レベルに応じて3段階に分けられていて、入院中の生活は活動レベルⅠ(1650~1750kcal)に該当します。

また、妊娠後期は、妊娠していないときに比べて+450kcalほど多くエネルギーを摂取する必要があります。

そのため、切迫早産で入院中の場合、1日のエネルギー摂取量の目安は、「2150~2250kcal」になります。

エネルギー摂取量
・活動レベルⅠ(女性):1650~1750kcal
(18~49歳の場合)
・妊娠後期(28週以降):+450kcal

・妊娠後期・入院中の場合:2150~2250kcal

※ただし、妊婦さんの体型やこれまでの体重増加量などにより調整が入る場合があり、必ずしもこの通りではありません。

(参考)厚生労働省│日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要

【体験談】病院食2150~2250kcalがどうしても多すぎた

提供される病院食を完食すると、エネルギー摂取量の目安「2150~2250kcal」でした。

最初のうちは毎日完食していたのですが、完食が地味にストレスになっていきました。

  • 入院してから1週間ちょっとで1.5kg太った
  • 食後、お腹がいっぱいになりすぎて苦しく、2時間くらい動けなかった

そこで、1食あたりのごはんの量を40gを減らしてもらいました。
(ごはんの量180g→140g)

ごはん量を調整後のエネルギー摂取量: 1950kcal~2050kcal(1日あたり)

結果・・・

  • 食後の苦しさはなくなった
  • 体重も極端に増減するなどなくキープされている

ダイエット目的でごはんの量を調整するのは、望ましくないと思いますが、これまでの食生活やそれぞれの体系もあるので、自分の状態と相談しながら、ごはんの量を調整するとよいかと思います

食事の量を調整することに不安がある場合は、一度看護師さんに相談してみましょう

病院食のメニューを一部変更したい、ごはんの量を減らしたいなどの要望の窓口は看護師さんになりますが、看護師さんは基本的に栄養やカロリーの知識は乏しいです。(患者の管理やケアが中心のため)
病院食の献立決めなどは、院内の管理栄養士が行っていて、病院食の特別な変更や栄養面で対応が必要な場合は、管理栄養士さんが直接対応してくれる場合もあります。

牛乳以外の選択肢はある?

病院食に牛乳が出る場合、ヤクルトやヨーグルトなどに変更してもらえる場合があります

【私の病院の場合】ヨーグルト・ヤクルト・豆乳に変更できた

牛乳の代わりにこんな選択肢がありました。

  • ヨーグルト
  • ヤクルト
  • 豆乳

牛乳の代わりの選択肢については、病院ごとに異なるので、看護師さんに確認してください。

【体験談】調整牛乳でお腹がゆるくなった

朝食に調整牛乳が提供されていました。

普段から牛乳を飲むので問題ないかと思っていたのですが、なぜか病院で提供される調整牛乳は合わなかったみたいで、午前中はいつも腹痛&下痢でした。

ヨーグルトに変えてもらったところ、お腹の悩みは解決しました。

牛乳に比べてヨーグルトの方が乳糖は少ないので、牛乳よりもヨーグルトの方がお腹を壊しにくいそうです。

入院中の食事代はいくら?

入院中の食事代は「1食460円」

入院したときの食事代は「1食460円」と決まっています

この金額は「標準負担額」といい、平均的な家計における食費をもとに厚生労働大臣が額を定めています
※住民税非課税世帯の方は、標準負担額が軽減されます。

>>厚生労働省│平成28年4月1日から入院時の食費の負担額が変わり、新たに調理費の負担が追加されます

分割食にしても基本的に「1食460円」

メニューを変更しても「1食460円」、分割食にしても基本的に「1食460円×3食」分の金額です。

「1食460円」は、主に総合病院の場合に該当します。クリニックでは当てはまらない場合が多いのでご注意ください。また、総合病院でも、メニュー変更で別途料金を徴収している場合がありますので、料金が気になる方は変更前にご確認ください。

入院中の食事代は高額療養費の対象外

入院中の食事代は、高額療養費の対象にはならないので、全額実費になります。

【30日間入院した場合の食事代
460円×3食×30日間=41,400円

入院費用の内訳で思いのほか食事代がかかっていて驚きました。

病院食で困っていることは勇気を出して看護師さんに相談しよう

病院食の選択肢は、思っている以上にたくさんあります。

看護師さんは毎日の患者のケアや対応で忙しいので、看護師さんの方から食事について困っていることはないか何か聞いてきたり、提案されることはほとんどありません。

困っていることがあれば、勇気を出して自分から看護師さんに相談してみましょう。

退屈な入院生活。私は分割食のおやつを楽しみに毎日乗り切りました。
食事だけでもストレスフリーで行きましょう!

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