こんにちは。よーです。
病院で血液検査をした際に先生から、
今後妊活を考えているのであれば鉄を服用するようにすすめられました。
先生がいうには、どうやら「フェリチン」の値が重要みたいです。
ということで、早速、鉄を処方してもらいました。
フェリチンとは
そのそもフェリチンとは、どのようなものなのでしょうか。
フェリチンとは、鉄を含んだタンパク質で、貯蔵鉄ともいわれます。
■体内の鉄
70% ヘモグロビンとして酸素の運搬に関与
30% フェリチンとして貯蔵
■鉄が不足すると
次のような流れになるようです。
まず、フェリチン(貯蔵鉄)の減少
次に、血清鉄の減少
そして、ヘモグロビンの減少
血中のヘモグロビンは酸素を運搬したり、重要な役割をになっているので、
貯蔵鉄のフェリチンから減少するようです。
フェリチンが低いと「隠れ貧血」といわれ、
貧血症状がなくても、いずれ貧血になる可能性があるようです。
また、特に女性は毎月の月経で鉄が失われるので、貯蔵鉄が少なかったり。
鉄は摂取した方がよいとのことでした。
■正常値
フェリチン:5〜157ng/ml
※病院などにより基準値は異なるようです。
先生から言われたのですが、
フェリチンはそもそも下限が低すぎると言われているようで、妊娠を希望する場合、最低50、100あるとよし、200あるととてもよいということでした。
ちなみに私は25だったので、すぐに妊娠を考えていなくても、今のうちから鉄剤を補充しておこうということになったのです。
妊娠前後に関係する鉄の役割
鉄は、妊娠まで・妊娠後と重要な役割を果たしてくれるようです。
だから、妊娠前後は、鉄の値が十分にあった方がいいんですね。
・子宮内の粘膜を厚くする
(子宮内膜が厚くなることで、受精卵が着床しやすくなる)
・精子・卵子の老化を防ぐ
(隠れ貧血だと、卵子の質が悪くなり、妊娠しにくくなる)
<着床後(妊娠後)>
・血液を通じて胎児に充分な酸素や栄養を送る必要があるため、鉄分は重要
・鉄(フェリチン)の値が低いと、心身の不調、不定愁訴の原因、産後うつなどにも影響する可能性がある
※不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、原因がわからないがなんとなく体調が悪い状態をいいます。検査などでは異常は見つからず、原因がわからないけど、体がだるい、なんとなく不調、気分が落ち込むなど。
鉄を内服するにあたり
鉄を内服するときに、一緒に食べた方がよいもの、避けた方がよいものがあるようです。
鉄の吸収率を高めるもの
鉄の吸収にはたんぱく質が良いので、良質なたんぱく質を意識してとるようにしましょう。
■例えば 肉、魚、豆腐など
また、フェリチンは鉄結合たんぱく質なので、鉄だけでなく、たんぱく質の摂取も必須。
鉄の吸収を妨げるもの
鉄を内服後、1時間くらいは、緑茶やコーヒーは摂取しないように気を付けましょう。
どうやら、「タンニン」という成分が鉄の吸収を妨げるようです。
タンニンは、金属と結合しやすいため。
■タンニンを含むもの
緑茶、コーヒー、紅茶、ワインなど
副作用
鉄を内服すると、お腹が痛くなったり、消化器症状が現れることがあるようです。
また、吸収されなかった鉄が便に排出されるため、大便が黒っぽくなるけど、びっくりしないでね、と言われました。
食事からも鉄をとろう
今回は、鉄を処方されましたが、食事からも鉄を摂取した方がよいとのこと。
鉄には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があるそうです。
■ヘム鉄
動物性食品に含まれる
レバー、赤身の肉、魚、あさりなど
吸収率:15~25%
■非ヘム鉄
植物性食品に含まれる
緑黄色野菜(ほうれん草)、海藻類(のり・ひじき)、豆類(納豆、豆腐、ごま)など
吸収率:2~5%
非ヘム鉄は、ビタミンC と一緒に摂取されると吸収されやすくなるようです。
※ビタミンCは熱に弱いので、柑橘系の果物で摂取するのが◎
■摂取量
推奨量 (耐容上限量)
30代男性 7.5mg (50mg)
30代女性 月経なし 6.5mg / 月経あり 10.5mg (40mg)
妊婦初期 +2.5
妊婦中期 +9.5
授乳婦 +2.5
(参考)健康長寿ネット│ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量
まとめ
■鉄は妊活・妊娠前後に重要!
■妊活でなくても、女性は摂取したい栄養素!
今回は、妊活前提で鉄を処方してもらいましたが、鉄不足は不定愁訴やメンタル面にも影響していることがあるとのこと。女性は月経で鉄が失われるので、継続して摂取したいですね。
また、今回は詳細を記載してませんが、サプリメントなどによる過剰摂取は身体に悪影響なので、必ず摂取量を守るようにしましょう。
薬剤師さんからは、妊活予定であれば、鉄以外にも葉酸も今のうちから摂取しておくとよいよというアドバイスをもらったので、これを機に葉酸のサプリも摂取しようかな!